おはようございます!
9月8日水曜日。曇り空の涼しい朝です。
もう行かない、もう行けない、行く必要がない、行くべきところではないといった場所があります。
7月の上旬まで、週に3回通っていた父の入院先の病院にももう行く必要がなくなった。
今まで住んだことのあるいくつかの街の、あの大好きだったマンションのどこにも行くことはないだろう。
自分の実家ですら他人がお住まいで、気軽に訪れるといった類の場所ではない。
大嫌いだった小学校、中学校などは頼まれても行きたくない。
大好きだった高校だって知っている先生方もほとんどいなくなってしまって、そこに仮に行ったとしてもどうしたらいいかわからないだろう。
昔勤めていた会社。 その近辺の焼き鳥屋。
子供の通った幼稚園、とても楽しい思い出ばかりの児童公園。
そうしてみると好き嫌いにかかわらず、もう行かなくなってしまった場所は生きてきた証のようなものだ。
いつもその場その場でできることをして生きてきた。
笑ったり、泣いたり、怒ったり、努力したり、サボったり、スネたり、希望に心燃やしたりしながら何とか生きてきた。
たくさんのもう行かない場所があるから、今いる場所がとても愛おしく感じるのだろうか。